老後資金を株式投資で運用する際のメリットや注意点

資産運用というと株式投資というイメージが強い人も多いと思います。

リスクもあるのでメインの投資商品とするには余裕資金で運用をする必要がありますが、株式投資の特徴や注意点を理解して老後資金を株で運用するか検討しましょう。

株式投資の特徴やメリット

■株式投資の特徴

株式投資は取引所で取引がされており、株を買いたい人が多ければ株価は上がり、株を売りたい人が多くなれば株価は下がります。需要と供給の関係で株価が変動するので株を安い時に買い高くなった時に売ると値上がり益を得ることができます。

また定期的に株主に配当金という形で利益を還元していますので、配当金による収入を得ることもできます。

投資の世界の言葉では売買による値上がり益のことを「キャピタルゲイン」、配当金による収入を「インカムゲイン」と呼び、株式投資はキャピタルゲインとインカムゲインを両方狙うことができる商品です。

さらに企業によっては配当金がわりに自社の商品やサービスをお得に利用することができる「株主優待」という特典を用意している会社もあります。食品から飛行機の割引券、企業の新サービスの利用権など様々な特典があり、お得なものも多いので株主優待の内容が魅力的な企業に投資をすることで楽しく便利に投資をしていくこともできます。

株式投資は各市場に上場している企業の株であれば投資可能です。日本だけでなく海外にも取引所はありますので、国内の企業だけでなく海外の企業に投資をすることもできます。

外国の株式はドルなど現地通貨で購入する必要があり、為替リスクも発生しますが、アップルやグーグル、フェイスブックなど世界的に有名な企業の株式投資をすることができるので魅力的です。

株式投資はインフレリスクに対応することができるのも大きな特徴です。

物価が上がる「インフレ」が起きるとタンス貯金をしているとお金の価値が目減りすることになります。

基本的に物価が上がるのは景気が良い時ですので、物価が上昇する局面で株価が上昇していれば値上がり益を得ることができインフレリスクに対応することができます。

最後に資産運用とは関係ありませんが、企業の株式を購入して保有するということは企業の株主、つまりオーナーになることになります。好きな企業を応援することにもなりますので、企業オーナーになりながら自分の資産を増やしていくという楽しみがあります。

資産運用の最終的な目的は必要なお金を得るためにお金を増やすことですが、長期間運用をしていくことになりますので、お金を増やすこと以外の楽しみがあるというのは素敵なことで良いですね。

株式投資の注意点

■株式投資のリスク

うまく値上がりすると大きな利益を狙うことができる株式取引ですが、当然リスクもあります。

まず元本保証がされている商品ではありませんので、株価が値下がりすると損失が発生する可能性があり元本を下回ることもあります。

株価は取引所が取引可能であれば常に変動しますし、株価が2倍になることもあれば半分以下になることもあるなど大きく価格変動する可能性があります。

預金や債券、保険などと比べるとハイリスクハイリターンの金融商品といえます。

また、企業が倒産したり上場の基準を満たさなくなった場合は上場廃止になり、株式の取引ができなくなったり最悪株式が紙切れになる可能性もあります。

企業の信用リスクがあることになりますので、倒産や不正のないであろう信頼できる企業の株を取引する必要があります。

株式投資は手数料の安いネット証券で行うのがベター

株式を取引するためには証券会社の口座を開設する必要があります。証券会社というと野村證券や大和証券などの大手証券会社のイメージが強いですが、これらの店舗を持った証券会社は株式の売買手数料が高くなっています。

手数料を重視するなら店舗を持たないインターネット専業の「ネット証券」を活用するのが最もお得です。

株式投資の手数料は資産運用のパフォーマンスに直接的に関わってきますので非常に重要です。大手の証券会社とネット証券では手数料が大きく異なり、大手の証券会社で1万円の手数料がかかる取引がネット証券では数百円で取引できるなんてこともあります。

そのため大手の証券会社と取引しているステータスを重視する人以外はネット証券を選択した方が良いでしょう。

ネット証券は何社かありどこもお得ですが、中でも手数料が安い証券会社やサービスの良い証券会社など特徴があります。当サイトのグループサイトではおすすめのネット証券を紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてください。