理解しておきたい確定拠出年金(401k)のリターンとリスク
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確定拠出年金は自分で運用の指図をする「自分で運用する年金」ですが、新卒で入社して間もない人など投資の経験がない人が運用をすることになるので、十分な知識がないまま投資したり、何となく投資商品を決めて運用しているという人は少なくありません。
ここでは確定拠出年金を運用する際に理解しておきたいリスクとリターンの意味や関係性について紹介したいと思います。
確定拠出年金(401k)のリターンとリスク
- リスクとは収益がぶれる大きさ
- リターンとは投資をした結果得られる収益
- 期待リターンの大きな商品はリスクも大きい
リスクとは収益がぶれる大きさ
投資をする上ではリスクとリターンを考慮することが重要だと言われています。
投資の世界でいうリスクとは、収益が「どれくらいぶれるのか」というブレ幅を意味しています。リスクと言うと「危険」というイメージを持つ人いるかもしれませんが、投資の世界では少し意味が異なります。
初心者の人は投資におけるリスクを理解するのに苦労する人が多いですが、確実にお金が減らない元本保証の商品はリスクが低い商品ですし、大きく値上がりするかもしれない反面大きな損失を出す可能性もある株式投資などはリスクが大きい商品といえます。
リターンとは投資をした結果得られる収益
一方、リターンとは投資した結果得られる収益のことです。
リターンは収益がプラスであろうとマイナスであろうとリターンですので、得をした場合はプラスのリターン、損をした場合はマイナスのリターンを得たと考えます。
リスクの大きな商品は期待リターンが大きくなります。逆に言うと大きなリターンが得られる商品は必ずリスクもありますので、401kに限らず怪しい投資商品の勧誘などには注意するようにしましょう。
人によって許容できるリスクは異なりますが、必要なリターンが大きくなればなるほどリスクを取らないといけなくなります。リスクとリターンは表と裏の関係であることを意識しておきましょう。
401kを運用する上で意識しておきたいこと
一般論で言えば投資商品は、商品を長期間保有すれば収益が期待収益率に収れんするため、長期保有するほどリスクは小さくなっていきます。
そのため長期運用が前提の確定拠出年金の場合は、ある程度リスクの大きな商品で運用するということも選択肢の一つとして考えられます。
一方で年金受取までに期間がない高齢になってきた場合は、リスクの大きな商品に投資をすると予期しない大きな損失を負う可能性がありますので注意が必要です。
また企業型の確定拠出年金では、毎月の掛金にさらに想定利回りで運用がされることで予定している退職金額になるという仕組みになっています。
想定利回りは2%から2.5%に設定されていることが多く、想定利回りを下回ると企業が予定していた退職金を下回ることになりますので注意しましょう。(運用の責任を各従業員が負う以上、「想定利回りを上回らないと!」など必要以上に気にする必要もないと思いますが。。)
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