元本保証の商品で運用しているのに元本割れする場合

公開日:2015年1月26日

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満期まで運用すると必ず投資したお金以上の金額を得ることができる商品を「元本保証のある商品」といいます。

元本保証のある商品、定期預金や定額個人年金など401kでも運用商品として選択することができ、多くの人が元本保証のある商品で運用をしています。

元本保証のある商品は、言い換えると「損をしない商品」ということになるのですが、元本保証がされていても場合によっては、投資元本を下回るケースがあります。

「元本保証がされているのに元本を下回る」というのは意味がわからない人も多いと思いますが、どのようなケースなのか紹介したいと思います。


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元本保証の商品で「元本割れする」場合

元本保証のある商品で元本割れをするケースは、満期前に途中解約した場合です。

元本保証のある商品で元本を保証されているのはあくまで満期までその商品を保有していた場合です。そのため、満期前に解約した場合は中途解約のペナルティがあります。

特に注意したいのが個人年金などの積立保険の場合で、これらの商品は途中で解約をすると解約返戻金が支払われますが、解約時期によっては投資元本を下回る金額しか解約返戻金が戻ってこない場合があります。解約時にはコストもかかるので、これらの金額を差し引いた結果投資元本を下回る場合もあります。

保険商品に限らず元本保証のある商品で運用をする場合は満期と解約時のリスクを考慮して検討する必要があります。


解約してないのに元本割れしていると通知が来ることもある

なお、401kで運用をしていると運営管理機関から個人別管理資産の状況が送られてきますが、この時の評価額はその商品を現時点で解約した場合の金額で評価をしています。

そのため、元本保証のある商品で運用をしていたとしても、運用期間によっては評価額が元本を下回る可能性は十分にあります。

元本保証の商品のみで運用している人は通知上は元本割れしていることに驚く人もいると思いますが、通知上の金額はあくまで評価額で満期まで保有することで元本は保証されますので安心して運用を継続したいですね。

確定拠出型年金は長期の運用になるので、ハイリスクハイリターンの商品で運用をしたとしても収益のぶれは小さくなる可能性が高く、リターンの大きな商品で運用をするというのも良いですが、老後のためのお金を失いたくないという人が多いのか元本保証のある商品が多くの人に選ばれています。

元本保証されていると思ったのに元本が割れてしまうのは金額以上に心のダメージが大きいので、満期や解約時のリスクに注意して安心して運用できるようにしましょう。

  • 元本保証がされている商品でも途中解約のペナルティにより元本割れをする可能性がある
  • 運営機関からの管理資産額の通知は評価額は解約時の価格で評価される
  • 満期まで保有すれば元本割れすることはない


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