個人型確定拠出年金の運営管理機関の選び方
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
確定拠出年金には個人型と企業型の2種類がありますが、会社を退職して自営業者になった場合や、企業型の確定拠出年金に加入していない企業に転職した場合、個人型の確定拠出年金に加入することになります。
個人型の確定拠出年金に加入する場合は、自分にあった運営管理機関を選ぶことになりますが、運営管理機関は複数ありますので本記事では個人型確定拠出年金の運営管理機関の選び方を紹介したいと思います。
個人型確定拠出年金の運営管理機関の選び方
■運営管理機関の選び方のポイント
- 運用したい商品が選択可能になっているか
- 管理コストが安いか
- 信頼できる運営管理機関であるか
運用したい商品が選択可能になっているか
まずは運用したい商品が選択可能になっているのかを確認することが、運営管理機関選びの第一歩です。
せっかく401kに加入しても、自分が運用したい商品を選択することができなければ良い運用ができません。
基本的な商品はほとんどの運営管理機関で投資可能になっていますが、401kは一度加入すると30年を超える長い付き合いになりますし、途中で運営管理機関を変更することもできますがコストもかかりますので、個人型401k加入時には投資したい商品が選択できるか一応確認するようにしましょう。
変わった商品で運用をしたい人や、特定の商品にこだわりのある人などはその商品に投資可能な運営管理機関を選ぶようにしましょう。
管理コストが安いか
401kにかかる管理コストが安いかどうかも重要です。
401kは加入時、移管時だけでなく、運用をしている期間に応じても月に数十円から数百円の管理コストがかかります。また運用する商品でも、売買時や保有期間に応じて信託報酬などのコストがかかります。
そのため運営管理機関の管理コストと、選択可能商品の手数料が安い運営管理機関を選ぶのがポイントになります。
言うまでもなく、運用にかかるコストは資産運用の投資成績に直結し、長期間運用を行う401kではわずかなコストの差であっても最終的な受取金額には大きなインパクトのある金額の差になってきます。
コストが安い401kで運用を行うことで、老後に受け取ることができる金額が変わってきますので、加入時点で管理コストが安い運営管理機関を選ぶことは非常に重要です。
信頼できる運営管理機関であるか
信頼できる運営管理機関を選ぶことも重要です。
401kの運営管理機関となっている金融機関は銀行や証券会社、保険会社など様々ありますが、「銀行が安心」とか「証券会社が強い」など特に業態によって良い悪いということはありません。
商品ラインナップに差がある場合もありますが、基本的な商品ラインナップは似ていますので、特に運用商品にこだわりのない人は商品選択で困るということはないと思います。特定の商品で運用をしたいという人であれば対象の商品を取り扱っている運営管理機関を選ぶようにしましょう。
会社としてどこを信頼すれば良いかは難しいですが、日本の金融機関は金融庁などの監督省庁に厳しく管理されており、経営的には一般企業よりも安定しています。
一方で、401k運営管理機関とすると20年30年と付き合うことになるので、それくらい先まで経営的に何の問題もないかどうかは誰にもわかりません。
そういう意味で信頼できる金融機関とは、サービスを利用していて良い付き合いができていたり、今低コストで良いサービスを提供している金融機関と考えることもできます。
確実な指標はなく、判断材料は様々ですが、それぞれ信頼できる会社を運営管理機関として選ぶようにしましょう。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。