個人年金
公的年金に上乗せする「じぶん年金」として注目されているのが個人年金保険です。
保険料を積み立てて将来年金を受け取る保険商品で、老後のお金を準備することができます。保険料の払込方法や運用方法、年金の受取方や通貨などで様々なタイプの商品が揃っていてその人にあった商品を選ぶことができるのが魅力です。
一方で商品の特徴を理解しないまま加入してしまうと思わぬ落とし穴にはまることもあるので、商品の特徴についてはきちんと理解しておく必要があります。
個人年金保険の基礎
- 個人年金保険とは
- 個人年金保険の役割
- 個人年金保険で埋める老後に必要なお金
- 国民年金と個人年金の違い
- 個人年金保険の種類
- 個人年金保険のメリット
- 個人年金保険のデメリット・リスク
- 個人年金保険の弱点インフレリスク
- 個人年金保険の利回りの考え方
- 基本年金、増額年金、増加年金の意味
- 老後資金の準備方法として良い4つの理由
- 「保険料建て」と「年金建て」
- 個人年金の節税メリット
- 自動振替貸付制度のメリット
- 月払い、年払い、一時払いで変わる返戻率
個人年金保険のタイプ別の特徴
- 終身年金の特徴
- 有期年金の特徴
- 確定年金の特徴
- 定額個人年金保険の特徴
- 変額個人年金保険の特徴
- 5年ごと利差配当付個人年金保険の特徴
- 積立利率変動型個人年金保険の特徴
- 一時払い個人年金保険の特徴
- 夫婦年金の特徴
- 外貨建て個人年金保険の特徴
- 逓増型終身年金保険の特徴
個人年金保険の選び方
- 個人年金保険を選ぶポイント
- 確定年金・有期年金・終身年金を受取期間、保険料、活用シーンで比較
- 終身年金や有期年金に保証期間をつけるメリットと注意点
- 定額年金と変額年金の違い
- 必要年金額と負担する保険料
- 生命保険と個人年金保険の死亡保障の違い
- タイプごとの検討ポイント
- 外貨建て個人年金保険の通貨の種類
- 通貨分散の効果と限界
- 決め手は返戻率の高さと保険料控除
- 契約前に必ずしくみとリスクを理解する
- 一括資料請求をして比較する
- 受取年金額の目安や平均額
- 支給開始年齢・支給期間の目安や平均
- 受取開始年齢を何歳からとするか
- 年金受取期間の選び方
- 受取年金額の選び方
- 払済年齢と年金受取開始年齢
- 10年確定年金と15年確定年金の年金額の違い
- 予定利率による年金受取額の違い
- 据置期間による年金額の違い
- 契約年数による解約返戻金の違い
- 一時払い個人年金保険の解約控除率
- 個人年金の途中解約リスク
- 想定よりも受け取る年金が減ってしまう場合
- 契約者と年金受取人が異なる契約は贈与税に注意
- 個人年金の年金受取時の税金
おすすめの個人年金保険
- 独身者におすすめの個人年金
- 20代、30代から考えたい個人年金
- 20代、30代前半の共働き夫婦(DINKS)の個人年金保険
- 30代の人におすすめの個人年金保険
- 50代から加入する個人年金保険のおすすめ
- 退職金で一時払い個人年金保険をおすすめする理由
個人年金保険のサービス・特約
個人年金保険の手続き
- 保険料をクレジットカード払いするメリット
- 月払いと一時払いの戻り率の比較
- 個人年金保険における契約者、被保険者、年金受取人の意味
- 契約から年金支払いまでの流れ
- 保障開始日の意味と支払方法による違い
- 契約申込書の記載項目
- 告知書の記載項目
- 意向確認書の記載内容
- パンフレットの記載内容
- ご契約のしおり・重要事項説明書・注意喚起情報の記載内容
- 保険料の払込猶予期間と失効
- 保険料の全期前納払い
- 受取開始年齢の繰り下げ
- 年金受取中に被保険者が死亡した場合
- 離婚した場合
- 告知義務違反による契約の解除
- 保険料の月払いが苦しいとき
- 年金のタイプを変更する場合
- 個人年金保険のクーリング・オフ
- 個人年金に加入できる年齢
- 個人年金保険の名義の種類
- 加入時の告知・医師の診査の必要性
- 契約者を契約後に名義変更する際の注意点
個人年金保険あれこれ
- 一括受取と年金受取の受取金額、課税の違い
- 個人年金と同じような商品
- 「市場価格調整」と算出式
- 年金原資を構成する要素
- 被保険者を夫婦でどちらにするか
- 「解約」と「減額」の違い
- 変額個人年金保険と投資信託を比較
- 死亡給付金と家族に残せるお金
- 定額個人年金保険と変額個人年金保険の違い
- 養老保険と個人年金の比較
- 保険会社が倒産した場合
- 個人年金による相続税対策
- 相続・贈与時の二重課税の問題
- 男女別・年代別の加入率
- 個人年金保険の加入理由
- 年間払込保険料の平均額や分布
個人年金保険は老後のお金を準備する方法として有力な商品です。
様々なタイプの商品があるので、自分の状況にあった個人年金を選択して加入できるだけでなく、支払った保険料の一部を所得から控除できる個人年金保険料控除を受けることができるので、節税メリットがあるのも魅力です。
老後のお金を効率的に準備するには税制優遇を活用することが最も効果的で近道です。
若いうちから保険に加入するとメリットが大きいので、若い人も積極的に検討したい商品といえます。
契約時に将来受け取る年金が決まる定額個人年金保険は、契約時に受け取る年金がわかるので安心感があって人生設計が立てやすい一方で、物価が上がると実質的に年金が目減りしてしまう「インフレリスク」もあります。
契約から年金を受け取るまで30年以上かかる場合もあるので、その間に物価が上がってしまう可能性は十分ありますので注意が必要です。
インフレリスクに強い金融商品などと組み合わせるとうまく老後のお金を準備することができます。
個人年金保険は保険会社によって返戻率が異なり、必要な保険料、年金額が大きく異なります。ある程度条件が定まったら個人年金保険の一括資料請求を行って、複数の保険会社の商品を比較するのがお得でおすすめです。