転職していないのに年金の記録漏れが発生するケースと注意すること

公開日:2015年2月6日

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2007年に起きた消えた年金記録問題や宙に浮いた年金記録問題によって、年金保険料をきちんと支払っていたのに年金の加入記録がない、または見つからないという人たちが多くいました。

旧社会保険庁のずさんな管理により起きた問題で、最終的に年金加入者一人一人に年金記録の確認をすることになり、ねんきん特別便が送付され、そこで記載された加入記録が自分の保険料支払期間とあっているのか確認することになりました。

年金記録の管理は事業所ごとに行われるため、年金記録の漏れは転職をした場合に多くなっていますが、転職をしていないから自分の年金記録は大丈夫と考えるのは危険です。


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転職していないのに年金の記録漏れが発生するケース

年金の記録漏れが発生しやすいケースは以下のような場合です。

  • 転勤をした人
  • 結婚して名字が変わった人
  • 名前が読みづらい人
  • 海外の公的年金に加入していた人
  • 公務員から民間企業へ転職した人
  • 特例納付制度を利用して保険料を支払った人

転職以外にも年金の記録漏れがあるケースとして考えられるのは転勤をしている人の場合です。公的年金は事業所単位で管理されているため、社内で転勤を多くしている人は企業内で年金記録の移行がうまくいっておらず、結果的に年金の記録漏れがある場合があります。

また結婚して名字が変わった場合も別人の年金加入記録として登録されて、年金加入記録が2つになってしまい新旧どちらかの年金記録が漏れるという可能性もあります。

名前の読み間違いが多い人や、「優」や「涼」など男女どちらかわかりづらい名前の人も年金記録の管理の中で別人としてデータが作られ年金加入記録の漏れが発生する場合もあります。

その他にも海外の公的年金に加入していた経験がある人や特例納付制度を利用して保険慮をまとめて支払った人、公務員から民間企業へ転職をした人などは年金記録の加入漏れが発生する可能性があります。

ほとんどの人が年金加入記録漏れの可能性がある人といえますので、ねんきん定期便など年金記録の確認は他人事と思わずにきちんと確認する必要があるといえますね。


年金の記録漏れを見つけた場合

  • 年金の記録漏れを見つけたらとにかく最寄りの年金事務所に相談に行く
  • 年金加入記録の訂正に時効はない

年金尾記録漏れを見つけた場合なるべく早く訂正の申し出をするようにしましょう。

ねんきん定期便には「年金加入記録回答票」という書類が同封されていますので、年金加入記録回答票を返送するようにしましょう。

ねんきんネットなどねんきん定期便以外で年金の記録漏れを見つけた場合は、最寄りの年金事務所に行って訂正の申し出をするようにしましょう。

年金記録の訂正の申し出は「年金手帳、印鑑、本人確認書類、年金履歴」を持参して行うことができます。

年金記録の訂正に時効はありませんので、過去をさかのぼって訂正の申告をすることが可能ですが、わかっているならなるべく早く訂正をした方が良いでしょう。

保険料の支払証明はケースによっても異なりますが、銀行口座の出金記録等でも可能ですので、その点についても最寄りの年金事務所に行って相談をすると良いでしょう。


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