貯金をする際に気をつけたいペイオフのルールとペイオフ対策

公開日:2015年2月10日

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老後のためのお金は2,000万円とも3,000万円とも言われていますので、着実に準備をしている人には1,000万円以上の貯金を持っている方もいると思います。

多くの貯金がある場合に気をつけたいのは「ペイオフ」の存在です。


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銀行が破たんすると1,000万円以上のお金は保護されない

「ペイオフ」とは預金保険制度のことで、万が一に銀行が破たんした場合でも一人あたり1,000万円までは預金が保護されるというものです。

預金が保護されるというととても良いことのように感じますが、そもそも銀行の預金は自分のお金です。

全額が保護されるべきなのに保護されるのは1,000万円までです。それ以上の金額については保証されておらず状況に応じて返還がされます。とはいえ倒産をする企業にはお金がないのが当然ですので保護されていない分の預金については戻ってくる可能性はほとんどないと言ってよいでしょう。

ペイオフ制度によって1,000万円以上のお金は保護されないので何かしらの対策を取る必要があります。


ペイオフ対策のためにやっておきたいこと

  • 銀行を分ける
  • 預貯金以外の金融商品を保持しておく

ペイオフ対策は資金を一つの銀行に集中させないことが重要です。

預金保険制度では同じ銀行に預ける預金1,000万円までが保証されているので、別の銀行に分けてお金を持って入れば、万が一どちらかの銀行が破たんした場合でも預金は全額保護されることになります。

これまでメガバンクしか利用したことのない人であれば、金利が高くATM手数料や振込手数料も格安のネット銀行を利用すると利便性が高くなりますのでおすすめです。

また、銀行口座を複数持って管理するのが面倒だという人は預金以外の金融商品を保有するというのもペイオフ対策になります。

証券口座などを開設して債券や投資信託、株式などに投資をすると、預金よりもリスクはありますが、その分リターンを得ることもできますので、老後のお金のための資産運用にもなり良いでしょう。

リスクを取らないようにコツコツと貯金をしてきた人が銀行が破たんしたことで資産を失うのはとても悲しいことです。

今の時代だとどの銀行も絶対につぶれないとは言えません。ペイオフのリスクは資産を分けておきさえすれば避けられるリスクですので、ある程度の資産額になったらペイオフ対策をするようにしましょう。


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