終身保険の解約返戻金を老後の資金準備に活用する方法

公開日:2015年1月9日

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生命保険を老後のお金の準備に利用するのは養老保険など貯蓄性の高い保険を活用するのが一般的ですが、解約返戻金を活用して準備する方法もあります。

終身保険は解約をすると支払った保険料の金額などに応じた解約返戻金が支払われます。以降の死亡保障を受けることはできなくなりますがまとまったお金を受け取ることができます。

ここではそんな解約返戻金を活用して老後資金を準備する方法を紹介します。


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解約返戻金を貯蓄に使う方法

  • 保険料の払込が完了後、資金が必要な時期に解約をして解約返戻金を受け取る
  • 低解約返戻金型終身保険を活用する

解約返戻金を貯蓄代わりに利用するには、終身の生命保険に加入をしてお金が必要になったタイミングで解約をして解約返戻金を受け取ることです。

終身保険の保険料の払込が終わった後に解約返戻金が支払った保険料を上回る保険もあるので、そのような保険に加入をすれば払込期間中は死亡保障を受けながら一定の年齢でまとまったお金を受け取り老後の生活資金とすることができます。

通常の終身型生命保険ではかなり期間をおいても解約返戻金が払込保険料を大きく上回ることは少ないですが、低解約返戻金型終身保険を活用することで高い返戻率とすることができます。

低解約返戻金型終身保険とは、契約から一定期間は通常の終身保険よりも解約返戻金が少ない代わりに、一定期間経過後は解約返戻金の金額がどんどん増えていくタイプの終身保険です。

契約直後の解約リスクは通常の終身保険よりも高くなりますが、期間が経つごとに解約返戻金が多くもらえるようになるので、貯蓄性が高く老後資金の準備としては適しています。


低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリット

  • 返戻率は130%を超えることもある
  • 契約直後に解約をすると損をする
  • 死亡保障と貯蓄を同時にすることができる

低解約返戻金型終身保険を利用した解約返戻金の返戻率は契約期間や受け取り年齢によっても異なりますが、130%を超える返戻率となる商品もあります。

30歳で加入して60歳で払込完了、70歳で解約返戻金を受け取っているとすると、単純計算で40年運用をしているようなものです。年利で言うと1%弱というところですが、死亡保障もついていることを考えると良い方法だと考える人もいます。

低解約返戻金型終身保険は契約から一定期間内に解約をすると解約返戻金が少なく損をすることがありますが、死亡保障は通常の終身保険と変わりません。つまり早期に解約することがなさそうであれば、低解約返戻金型終身保険を活用して老後のお金を準備するのも選択肢の一つであるといえます。

個人的には死亡保障と老後に向けた貯蓄は分けて考えた方がシンプルで良いと思いますが、1つの商品で死亡保障と貯蓄を行うことが出来るという点にメリットを感じる人であれば検討してみると良いですね。


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