勤務先を決める際に確認したい社会保険制度(年金、健康保険)のポイント

公開日:2014年10月19日

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年金や健康保険など社会保険は職業や入る会社によって大きく変わります。

職業、勤務先によって加入する年金制度や健康保険が異なりますので、中小企業の場合には特に想定していた社会保険制度がない場合があるので、働く前には確認をする必要があります。


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まずは年金と健康保険を要チェック

  • 企業の社会保険制度は年金と健康保険を確認する

社会保険制度は年金と健康保険が基本ですので、まずは年金制度と健康保険をチェックしましょう。

日本では株式会社は厚生年金への加入が義務付けられています。

しかし、厚生年金は保険料を従業員と企業で折半することになるので、負担を嫌がる会社が届け出をせずに厚生年金への加入逃れをしていることが多くあります。

名前を聞いたことのある会社であればまず間違いなく加入していますが、従業員の少ない零細企業などは加入していない会社もあるようです。

そのような会社に就職すると、自分で保険料を全額負担する国民年金に加入することになり、年金支給額も少なくなります。

  • 株式会社は厚生年金への加入が義務付けられているが、加入逃れをしている会社もあるので要確認

また、健康保険は自営業の人などは国民健康保険に加入することになりますが、会社によって協会けんぽや健康保険組合という別の健康保険に加入しています。

主に協会けんぽは中小企業が、健康保険組合には大企業が加入していて、国民健康保険、協会けんぽ、健康保険組合の順に保障が手厚くなっています。

医療費の自己負担割合は変わりませんが、高額療養費の自己負担額が少なくなるなどのメリットがあります。

厚生年金には加入しているのか、また健康保険はどの健康保険に加入しているのかを確認しておくと良いでしょう。

■会社の社会保険で確認しておきたいポイント

  • 厚生年金に加入しているのか
  • どの健康保険に加入することになるのか


企業が従業員を社会保険に加入させることが義務となる条件

企業が社会保険制度を用意していても、従業員に加入させないということもあるので注意が必要です。

日本では基本的に株式会社はすべて社会保険への加入が義務付けられています。またその会社で働く人のうち、条件を満たしている人はすべて社会保険に加入させないといけません。

条件は正社員の3分の2以上の勤務日数と勤務時間を満たしていることです。そのため普通にフルタイムで働いている人は勤務形態に関わらず社会保険に加入することが義務づけられています。

■社員を社会保険に加入させることが義務となる条件

  • 正社員
  • 正社員の3分の2以上の勤務日数と勤務時間を満たしている人

そのため、パートでフルタイムで働いているのに企業が社会保険に加入させていないというのは違法の状態です。そういう会社は他の待遇も悪いブラック企業な可能性が高いので要注意です。


自分がどんな社会保険に加入することになるかは働く前には確認

働く前に確認をしておきたい企業の社会保険のポイントとして年金と健康保険を上げてみてきました。

年金や健康保険は加入する年金制度によって待遇が大きく異なります。年金制度によって今働いている会社を辞めて転職する必要はありませんが、勤務先を選ぶ際にはポイントにしておくのが賢明といえます。

ブラック企業と言われる企業などでは、社会保険制度が用意されていない、加入させないこともあるようなので、どのような社会保険制度に加入できるかは必ず確認しましょう。


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