ねんきん定期便の封筒の色の意味と必要な対応

公開日:2014年11月6日

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ねんきん定期便は毎年1回はがきで届くものですが、35歳、45歳、59歳という節目の年には封筒に入って詳細な記録が記載されたねんきん定期便が届きます。

封筒で送られるねんきん定期便は人によって封筒の色に違いがありますので、本記事ではねんきん定期便の封筒の色の違いについて紹介します。


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ねんきん定期便の色の違いと意味

ねんきん定期便で送られる封筒の色には、水色とオレンジの封筒があります。

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水色の封筒は、通常の節目年齢の人向けのねんきん定期便で、加入期間のすべての年金記録が記載されていますが、オレンジ色の封筒のねんきん定期便は年金記録に漏れや誤りがある人向けに送られています。

  • オレンジの封筒で送られるねんきん定期便は年金記録に漏れや誤りの可能性がある
  • オレンジ色の封筒を受け取った人はそのままにしておくと年金で損をする可能性がある!

ねんきん定期便に記載されている情報は、封筒の色が水色でもオレンジでも大きな違いはありませんが、オレンジの封筒が届く人はねんきん定期便に記載されている年金記録自体が誤っている可能性が高い人ということです。

もう少し細かく言うと、オレンジの封筒のねんきん定期便が届く人は、2008年に送付されたねんきん特別便で、「宙に浮いた年金記録」から自分のものの可能性の高い年金記録が見つかった人で、特別便に回答していない人か「訂正なし」で回答をした人です。

日本の公的年金は年金基礎番号の統一の際に、うまく統合ができずに誰のものかわからない年金記録が5,000万件も見つかった「宙に浮いた年金問題」が起き、いまだに解決のめどはたっていません。

「宙に浮いた年金問題」の対応の一つとして、2008年にねんきん特別便を全年金加入者と年金受給者に対して送付しており、加入記録に誤りがないかの確認を加入者・受給者にしてもらっています。

その人の年金記録である可能性が高い記録が見つかっている場合は、ねんきん特別便もオレンジの封筒で送付されていますが、加入者が訂正をしないと自動的に訂正はされず、ねんきん特別便に未回答の人や訂正なしと回答した人には、その後のねんきん定期便についてもオレンジの封筒で送り続けています。

オレンジのねんきん定期便は、自分のものと思われる年金記録が見つかった人に送られているので、オレンジの封筒が届いた人はかなりの確率で年金記録に誤りがあったり、支給漏れが見つかるでしょう。

オレンジ色の封筒のねんきん定期便が届く人はすぐに最寄りの年金事務所に行って相談しましょう。

放置していると年金額が減って損をすることになったり、最悪の場合年金をもらえなくなる可能性もあります。

きちんと管理をしていなかった国の責任は重大ですが、自分の年金は自分である程度管理をしていく必要があり、年金を放置していると最終的に困るのは自分ですので、最低限の確認と対応は行いましょう。

  • オレンジ色の封筒のねんきん定期便が届く人はすぐに最寄りの年金事務所に行って相談する


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