ねんきん定期便が届かない理由と届かない場合の対処方法

公開日:2014年11月6日

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ねんきん定期便はすべての年金加入者に毎年1回誕生月に届きます。

ねんきん定期便を気にしていない人も多いですが、最近ねんきん定期便見てないなと思ったら、住所などが違っている可能性があるので確認するようにしましょう。


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ねんきん定期便が届かない理由

ねんきん定期便が届かない理由はいくつか考えられますが、主に考えられるのは以下の理由です。

■ねんきん定期便が届かない主な理由

  • 社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている
  • 基礎年金番号を持っていない

まず考えられるのは、社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている場合です。

会社に勤めている場合、会社で住所変更の手続きをすると、会社から年金事務所へ住所変更の手続きがされます。

そのため引っ越しをしたけど会社に住所変更の手続きをしていない場合は、社会保険庁の住所も旧住所のままになりねんきん定期便が届きません。

また、会社に住所変更の届出をしていたとしても、小さな会社などの場合、会社に社会保険の知識がなかったり、忘れていたりで年金の住所変更手続きが漏れることがありますので、結果的に社会保険庁に登録されている住所が最新化されずに年金定期便が届かない原因になります。

特に会社員の妻である第3号被保険者の場合は忘れられがちです。

夫婦であっても社会保険庁には一人一人の年金のデータが登録されているので、夫の住所が変更になった場合は扶養されている人(第3号被保険者)の住所変更の届出も会社にしてもらう必要があります。扶養されている人の住所変更が漏れていたというケースは非常に多くあるようです。

国民年金に加入する第1号被保険者の人でも引っ越しをしたのに住所変更の手続きをしていなかったり、手続きをしていても役所の中で連携が取れていないと社会保険庁の登録住所が異なることはあります。

ねんきん定期便が届かない理由は多くの場合、このような住所の登録が正しくないことによるものですが、基礎年金番号を持っていない人にもねんきん定期便は届きません。

平成9年1月から年金基礎番号制度という制度が始まり、すべての年金加入者には年金基礎番号という背番号が振られています。

平成9年1月以降に年金制度に加入していない人は、年金基礎番号を持っていない場合もあります。平成9年1月以降に年金保険料をずっと払っていない人などが該当する可能性があります。


ねんきん定期便が届かない場合の対処方法

ねんきん定期便が届かない場合、届かない理由ごとに対処する必要があります。

社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている可能性がある人は、被保険者の区分ごとに以下に問い合わせをして、住所を変更してもらいましょう。

■社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている可能性がある人

  • 第1号被保険者(自営業・学生の人)  :住所地の役所または国民年金担当窓口
  • 第2号被保険者(会社員の人)     :勤務先の会社の総務など
  • 第3号被保険者(会社員の妻の専業主婦):夫の勤務先の会社の総務など

基礎年金番号を持っていない可能性がある人は、最寄りの年金事務所に相談しましょう。

また、いずれの理由にも当てはまらないのにねんきん定期便が届かないという人も最寄りの年金事務所に相談するのが良いですね。相談の際には年金手帳など年金番号がわかるものを持っていくとスムーズに問い合わせをすることができます。

ねんきん定期便の情報は「ねんきんネット」にアクセスすれば、自宅のPCからいつでも見ることができますが、ねんきん定期便が届かないということは正しい情報が登録されていない可能性が高く、最悪の場合保険料の納付記録なども誤っている可能性があります。

実害がなかったとしても早めに訂正をしておくのが無難ですね。


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