年金原資を構成する要素と年金受取額を増やす方法

公開日:2014年12月8日

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個人年金保険は、分割または一括で支払った保険料を運用して増やし、払込済みの保険料とその運用益を年金原資として加入者に年金を支払っていくことになります。

そのため、年金原資が増えると年金総額は増加し、年金原資が少ないと年金総額も少なくなります。


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年金原資が増減する要因

  • 年金原資=払込保険料+運用益(払込保険料×運用率)

年金原資は支払った保険料に対して保険会社が運用で得た運用益を上乗せした金額になります。

誰もが年金を多く受け取りたいものですが、年金を増やすには年金原資を増やす必要があるので、払い込む保険料を増やすか、保険会社の運用益を増やすしかありません。

■年金原資を増やす方法

  • 払い込む保険料を増やす
  • 保険料の運用益を増やす

払い込む保険料を増やすには月払い保険の場合は月額保険料を増加したり、保険料の払込期間を長くする必要があります。

また保険会社の運用益を増やすには、積立利率を増やすのが一番ですが、保険料の払込期間を長くする、据置期間を長くする、年金受取期間を長くするなどしても運用益を増やすことができます。

5年ごと利差配当付き個人年金などで保険会社からの配当金を年金原資に加算する方法もありますね。

■年金原資が増減する要因

  • 月額保険料(一時払いの場合一時払い保険料)
  • 保険料の払込期間
  • 積立利率
  • 据置期間(年金受取開始年齢)
  • 年金受取期間
  • 配当金

年金の受取期間を長くすることで年金原資が増えることに疑問を持つ人もいるかもしれませんが、年金受取期間中も年金原資の運用がされていますので、その期間が長くなるほど保険会社の運用期間が長くなることになり運用益が多く出て年金原資が増やせます。


年金原資を増やして年金額を増やす方法はたくさんある

このように個人年金保険は様々な要素が影響して年金原資が決まり、受け取ることのできる年金額が変わります。

保険料を多く払えば年金が多くもらえるのは誰もがわかっていることですが、年金の払込までの期間を長くとったり、年金受取開始を遅らせることで年金原資を増やすことができるのは意外に見落としている人も多いと思います。

そういう意味で払込期間や据え置き期間を決める払済年齢や年金受取開始年齢は重要な要素であるといえますね。また据置期間は契約後に再設定できる場合があるので、個人年金保険の契約後に年金を増やしたいという場合に活用することができます。

変額個人年金や外貨建て個人年金保険は、リスクを取って運用することになるので、積立利率が高く設定されています。元本割れする可能性もありますが、年金原資を増やして年金額を増やしたいという場合には検討しても良い個人年金です。

個人年金保険で準備するお金は老後の生活費という方が多いので、取れるリスクと取れないリスクがあると思いますが、年金額を増やしたいと思ったら、「月の支払保険料を増やせないか」「年金受取開始を後ろにずらせないか」「年金受取期間を延ばせないか」など各構成要素を見直してみると良いと思います。


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