定額個人年金保険と変額個人年金保険の違いと選び方

公開日:2015年1月6日

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個人年金には様々な種類がありますが、大きくタイプの異なる年金として「定額個人年金保険」と「変額個人年金」があります。

個人年金を選ぶ上でどちらも良く聞く言葉ではありますが、商品性に大きな違いがありますので勘違いして逆の個人年金に加入していたら後で大変な思いをすることになります。

そこで本記事では定額個人年金と変額個人年金の違いや、それぞれどのような人が選ぶべき保険なのかを見ていきたいと思います。


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定額個人年金保険と変額個人年金保険の違い

定額個人年金保険と変額個人年金保険は、将来受け取ることのできる年金が決まっているかどうかという違いがあります。

名前通り定額個人年金は契約時点で将来の年金額が決まっている個人年金です。変額個人年金は契約時点では年金額が決まっておらず、運用の結果に応じて将来もらえる年金額が増減します。

■定額個人年金保険と変額個人年金保険の違い

  • 定額個人年金:契約時点で受け取ることのできる年金額が決まっている
  • 変額個人年金:運用結果次第で受け取ることのできる年金額が増減する

変額個人年金は運用の結果、株式投資並のリターンを得ることができることもありますが、元本割れをするリスクがあります。そのため、絶対に減らしたくない老後の生活資金を運用する先としては向いていません。

「公的年金にあと5万円上乗せしてもらえる年金を作りたい」など計画的に確実に年金をもらいたいという人であれば変額個人年金ではなく、定額個人年金に加入するのが良いです。

多くの人は個人年金に老後の生活資金の準備のために加入しているので、個人年金保険全体で見ても定額個人年金が主流になっています。

変額個人年金は老後資金の準備というよりも「投資」の色合いが濃いので、株や投資信託などと同じように余裕資金でよりゆとりのある老後を目指して運用をしていきたいという人に向いている商品といえます。

  • 定額個人年金保険:老後の生活費を確実に準備したい場合
  • 変額個人年金保険:余裕資金を運用する場合やゆとりのある生活を目指す場合

どちらが良いとか優れているというわけではないので、商品の特徴を理解して自分の目的にあったタイプの商品を選びたいですね。また変額年金であれば他の投資商品と比較をするなど、個人年金だけでなく広い視点で金融商品全体をチェックして、自分の目的を最も効率的に達成できる商品を選んで投資しましょう。

なお、定額個人年金、変額個人年金のそれぞれの特徴の詳細は別の記事で紹介していますので、こちらも参考にしていただけますと幸いです。


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