個人年金保険のメリットとなる6つのポイントを理解する

公開日:2014年11月10日

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個人年金保険とはどのようなものか、またどのような種類の保険があるのかを別の記事で紹介しました。

老後のお金を用意する方法は個人年金保険だけでなくいくつかありますが、どういう人が個人年金保険を利用するべきなのかを理解するために、ここでは個人年金保険のメリットについて紹介したいと思います。

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個人年金保険に加入するメリット

一般的に個人年金保険に加入することには以下のメリットがあります。

■個人年金保険に加入するメリット

  • 確実な老後のお金を準備することができる
  • 様々なタイプの商品がある
  • 続けやすい
  • 税制優遇(個人年金保険料控除)がある
  • 年金受取前に被保険者が死亡した場合は保険料の返還がある
  • 持病があっても加入することができる

確実な老後のお金を準備することができる

  • 個人年金保険(定額型)は、契約時に決めた金額を確実にもらうことができ、老後の生活設計がしやすい

個人年金保険の最大のメリットは「確実」に老後のお金を準備できるという点です。

個人年金保険には定額年金と変額年金がありますが、定額年金であれば契約時に決められた金額を確実に老後にもらうことができます。

計算がたちづらく、足りないからといって働いて増やすということも難しい老後のお金において、確実にもらえる金額が決まっている個人年金保険は非常に心強い存在になります。

多くの人の老後における収入の大半を占める公的年金は、きちんと保険料を納めていればもらえなくなることはありませんが、年々給付の水準を抑えているので、現役世代の人たちが現在の年金世代の人と同じ水準の年金がもらえるとは限らず、減額のリスクがあると考えていた方が良いでしょう。

公的年金ですらいくらもらえるか金額が読めない時代ですので、老後の生活資金のため確実に必要な金額については、一定額を個人年金保険で準備しておくことで安定感が増し、万が一公的年金が減額されたとしても生活水準を下げることなく過ごすことができます。


様々なタイプの商品がある

  • 様々なタイプが用意されている個人年金保険は、自分にあった保険を選ぶことができる

色々な種類の商品があるのも個人年金保険の魅力の一つです。

個人年金保険には、年金の受取期間や受取金額、通貨、保険料の払い込み方法など様々な種類のものがあります。

死ぬまで年金を受け取ることのできる終身保険であればずっと収入の保障を受けることができますし、一定期間年金を受け取ることができる有期年金であれば保険料の負担を少なくしつつ老後の最初の10年間は年金を受け取ることができます。

このように、自分の経済状況や想定している老後の生活に合わせた保険の設計をすることが可能になります。老後の生活も人それぞれですので、その人の状況に合わせた商品を選ぶことができるというのは大きなメリットといえます。


続けやすい

  • 半強制的に保険料を支払うことになるので続けやすく、無意識に老後のお金の準備を進めることができる

個人年金保険は、毎月保険料を支払い積み立てていくような形をとることが多いので、積立を続けやすいというメリットもあります。

自分で貯金をしようと思っても、急な出費があったりやりくりがうまくいかなかったりで、なかなか貯めることができないという人は多いです。

個人年金保険は保険料という形で強制的に積み立てていくことになるので、しくみ化されて自然と続けることができます。

人は持っているお金の中で生活をする習性があるようなので、先に保険料を支払い残ったお金で生活をしていけば、そこまで苦しいと感じることなく、気づいたら保険料が積み立てられて老後の収入の一部になります。

天引預金と同じような考え方で、続けやすい方法です。


税制優遇(個人年金保険料控除)がある

  • 個人年金保険料控除で貯金するよりも有利にお金を貯めることができる

個人年金保険は個人年金保険料控除という税制優遇を受けることができ、効率的にお金を貯めることができることも大きなメリットの一つです。

個人年金保険の保険料として支払った金額は所得控除の対象となり、最大で年間4万円が所得から差し引かれます。

所得控除の対象になると、その分の所得には税金がかからなくなるので、税金を支払った後に貯金をする場合と比べると税金の分だけ有利にお金を貯められることになります。

仮に所得税と住民税合わせて30%の税金が取られている人であれば、全額所得控除された場合、単純に3割多い金額を貯めることができます。

個人年金保険料控除は最大で支払った金額の半額が所得控除の対象になるので、上の例では15%有利に貯蓄できるのと同じ効果があります。毎年支払った金額の一部が控除されるので、効果は年を追うごとに大きくなっていきます。

これだけの差を運用で埋めることは難しいので、個人年金保険料控除は積極的に活用したい制度です。


年金受取前に被保険者が死亡した場合は保険料の返還がある

年金系の商品を利用する際に気になるのが、保険料を払い込んでいる途中に死んでしまうとそれまでの保険料が無駄になるのではないかという点ですが、個人年金保険は年金受取前に被保険者が死亡した場合は払い込んだ保険料の返金があります。

保険料の払い込みだけして年金を受け取れない、いわゆる「掛け捨て」となることがなく、大きな損をすることがありません。

また年金受取直後に死亡した場合でも、被保険者の家族などが一定期間年金を受け取ることができる「確定年金」や「保証期間付有期年金」などの商品もありますので、自分が死んだ後の家族の収入が一気に減るというリスクを避けることもできます。


持病があっても加入することができる

持病があったとしても加入できる点も個人年金保険のメリットといえます。

生命保険や医療保険に加入する場合、医師の診断書等が必要になり、持病がある場合は加入が難しくなりますが、個人年金保険であれば健康告知が不要だったり、必要でも簡単な場合がほとんどなので、持病を持っていたとしても加入できる点もうれしいですね。

もちろん最終的には保険会社に確認が必要ですが、生命保険や医療保険ほど神経質になる必要がなく、健康状態に関係なく好きな保険を選ぶことができます。


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