個人年金保険に追加できる特約の種類と必要性

公開日:2014年11月28日

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個人年金保険には他の保険と同じく「特約」という形で、基本契約以外の保障を上乗せすることができます。

生命保険や医療保険、自動車保険などでは、特約というと各保険の保障を手厚くするためのものが多いですが、個人年金保険の特約は生命保険や医療保険など他の保険の代わりとなるような保障を追加することになります。

そのため他の保険単独で加入する方が得な場合もありますが、どのような特約があるのかを見ていきましょう。


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個人年金保険に付けられる特約の種類

個人年金保険に追加することのできる特約には以下のものがあります。

特約 概要
定期保険特約 死亡時に死亡保険金が支払われる特約。加入時に医師の審査が必要になる。
災害割増特約 定期保険特約に付随する特約で、不慮の事故や感染症により死亡した場合に死亡保険金が支払われる
リビングニーズ特約 定期保険特約に付随する特約で、余命6か月以内と診断されたときに定期保険特約の保険金の一部を生前に受け取ることのできる特約
傷害特約 不慮の事故や感染症により死亡した場合に死亡保険金が支払われる特約
医療特約 けがや病気で入院した場合に、入院日数に応じて入院給付金が支払われる特約
災害入院特約 不慮の事故で入院した場合に、入院日数に応じて入院給付金が支払われる特約
成人病入院特約 成人病が原因で入院した場合に、入院給付金が増額される特約。医療特約に付随する特約
三大疾病特約 ガン、脳卒中、急性心筋梗塞の三大疾病により入院した場合に入院給付金が増額される特約。医療特約に付随する特約
通院特約 入院後の通院日数に応じて給付金が支払われる特約。医療特約に付随する特約
がん入院特約 ガンで入院した場合に、入院日数に応じて給付金が支払われる特約。医療特約に付随する特約
先進医療特約 先進医療にかかる手術費、交通費に対して給付金が支払われる特約。医療特約に付随する特約

様々な種類の特約がありますが、生命保険や医療保険の機能を持つ定期保険特約、傷害特約、医療特約があり、それに付随していくつかの特約があるという形になっています。

生命保険、医療保険の基本契約と特約がごちゃまぜになった感じですね。


特約の追加は慎重に検討する

  • 個人年金保険の特約は他の保険で保障することができる
  • 保険料は単独で加入した方がお得

個人年金保険の特約は、いずれも他の保険で代替可能な補償内容になっていますので、保険の契約を一つにしたいという方以外は、必要な保障があればその保障ができる専門の保険に単独で加入をした方が、保険料の面でお得なことが多いです。

すでに生命保険や医療保険に加入している人の場合は、個人年金保険で死亡時や入院時の保障を用意すると、保障が重複したり手続きが煩雑になったりするので、必要な保障は加入済みの生命保険や医療保険に上乗せする形の方が良いでしょう。

保険は必要な保障を明確にして、なるべくシンプルな保険に加入することが保険料を安くするポイントですので、個人年金保険では「老後のお金を積み立てて準備する」という本来の目的に集中して、特約はあまり追加しない方が良いと当サイトでは考えています。


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