個人年金保険が老後資金の準備方法として良い4つの理由

公開日:2015年1月7日

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老後のお金を準備する方法は様々ありますが、その中で個人年金を選ぶ人は多いです。個人年金は定額個人年金であれば元本が保証されていますし、銀行に預けているよりは高い利率で運用されるのが人気の要因と思われます。

これから老後資金を準備しようと考えている人で個人年金を検討している人も多いと思いますので、本記事では老後のお金を準備する方法として個人年金は向いているのか、またその他の老後資金の準備方法について見ていきたいと思います。


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老後資金の準備方法として見た個人年金保険

  • 個人年金保険料控除による税制優遇が受けられる
  • 元本保証がされている
  • 銀行預金よりも利率が高い
  • 途中で引き出すことがない

個人年金保険料控除による税制優遇が受けられる

老後のお金の準備方法として見た時、個人年金保険には大きく4つのメリットがあります。

まず支払った保険料は個人年金保険料控除を受けることができ、税制優遇を受けることができる点です。

個人年金は支払った保険料の金額に応じて一部が所得から控除され税金が安くなります。

安くなる税金は保険料や所得金額によって異なりますが、毎年数千円から1万円程度は税金が安くなり、保険料を払い込んでいる期間はずっと税制優遇を受けることができるので、予定利率や返戻率以上の投資効果を得ることができます。

資産運用をする場合は税金を引かれた後に運用をするので、支払った保険料の一部でも税金がかからないのは非常に大きなメリットであるといえます。


元本保証がされている

また、一般的な定額個人年金保険であれば元本が保証されています。

絶対に必要になる老後資金の準備としては確実に決まった年金を準備できる点はメリットといえます。

個人年金保険には受け取る年金が決まっている「定額個人年金」と決まっていない「変額個人年金」があります。変額個人年金は運用の結果によっては元本割れをすることもありますので、元本保証がついた商品が良い人は定額個人年金を選択するようにしましょう。


銀行預金よりも利率が高い

さらに同じ元本保証されている銀行預金と比較すると、個人年金は高い利率で運用がされる点も魅力的です。

現在は1%以下というかなり低い予定利率の商品がほとんどですが、それでも銀行預金よりは高い利回りですので銀行預金に預けるよりは有利になります。


途中で引き出すことがない

また、個人年金は途中で解約をすると解約時にもらえる解約返戻金が支払った保険料を下回り元本割れをする可能性があります。

個人年金には途中解約にはリスクがありますが、裏を返すとお金を引き出すことができないのでお金をためやすく確実に老後に向けて積立ができるというメリットもあります。

個人年金のメリット・デメリットについては別の記事でもう少し詳しく紹介していますので、よろしければ以下の記事も参考にしてください。


個人年金以外の老後資金の準備方法

公的年金の上乗せ制度の活用

老後のお金を準備する方法は個人年金だけではありませんので、他の方法も併せて検討する必要があります。

老後のお金の準備方法としてまず検討したいのは、公的年金の上乗せ制度を活用することです。

老後のお金の準備というと「資産運用をしないと!」と考える人が多いですが、公的年金に拠出したお金の多くは社会保険料控除の対象となり税金がかかりませんし、給料から税金を引かれた後のお金で運用するよりも有利になることが多いです。

公的年金の上乗せ制度には加給年金国民年金基金などが有名ですが、職業によって活用できる上乗せ制度が異なります。当サイト内の別記事で職業ごとに活用できる上乗せ制度を紹介していますので、それぞれの記事を参考にしていただけますと幸いです。


確定拠出年金

また公的な年金制度ではありませんが、確定拠出年金(401k)も税制優遇が充実していて老後のお金の準備にはおすすめの方法です。

確定拠出年金とは自分で年金資産の運用指図をして運用をしていく年金で、運用結果によっては元本割れをすることもありますが、大きな利益を得ることもあります。自分で運用する資産を決められるので、安全に運用するか積極的な運用をするのかを自分で決めることができます。

最大の特徴は税制優遇が手厚いことで、確定拠出年金への拠出したお金は全額所得控除され、運用益も非課税、受け取る時には年金か一時金で受け取るかを選択することができ一時金で受け取ると退職金と同じ退職所得として大きな控除を受けることもできます。

拠出時、運用時、受取時にそれぞれ税制優遇を受けることができるので、税制面では最強の運用先といえます。基本的には60歳まで拠出したお金を引き出すことはできませんが、老後のお金として用途が決まっているならおすすめの運用方法です。

確定拠出年金には企業が加入する「企業型」と個人で加入する「個人型」があります。

企業型に加入する企業は拠出金額の半分を企業が負担して拠出して退職金の代わりとしているところが多いので、自分の勤務先が企業型に加入している場合はフル活用して運用をしていきましょう。

勤務先の企業が企業型の確定拠出年金に加入していない場合は、個人型の確定拠出年金に加入して税制優遇を受けながら自分で運用をすることができます。


自分で資産運用する

年金制度の活用以外には自分で資産運用するという方法もあります。

最も身近な方法としては定期預金などに預けて増やすことです。

個人年金と比べると税制優遇もなく利率も低いことが多いですが、定期預金の期間1年、3年、5年、10年など選択することができるので、資金が必要な時に引き出すことができるなど柔軟性は個人年金よりも高くなっています。

「基本的には老後のために貯めたいけど、もしかしたら必要になるかもしれない」というような場合は定期預金で運用をするというのも一つの選択肢といえます。

もう少し高い運用利率を目指したいという人であれば投資信託の積み立ても有効な資産運用の手段です。

元本が割れるリスクはありますが、高い運用利回りが期待できますし、毎月少しずつ積み立てることで少額でも始めることができ、取得単価を一定にして価格変動のリスクを抑えることもできます。

すぐに売却することができるので、急にまとまった金額が必要になった場合でも安心です。

このように老後のお金の準備方法は個人年金以外にも色々あり、それぞれに特徴や注意点があります。比較検討した上で自分の状況や目的に最も適した準備方法を選択されると良いと思います。


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