個人年金の途中解約リスクと損をしないように注意すること

公開日:2015年1月6日

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個人年金は定額個人年金に加入すれば受け取る年金が支払った保険料より少なくなることはなく、また銀行に預金するよりも有利な利率で運用をすることができます。

金融商品としてみると株や投資信託などの投資商品よりはリスクが少なく、銀行よりもリターンが大きいミドルリスクミドルリターンの商品であるといえます。

元本が保証されているとリスクがないように感じますが、個人年金保険のリスクは途中解約時のリスクです。

個人年金保険は年金受取前に解約をした場合、解約返戻金が支払われることになりますが、解約時期によっては元本割れをすることがあります。


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個人年金の途中解約は損か

  • 個人年金を途中解約すると年金原資が減って損となることが多い

解約時に解約時点の年金原資から解約手数料などを引かれて解約返戻金が支払われるので、基本的には解約をすると損をすることになります。

さらに解約時期によっては支払ってきた保険料を下回る解約返戻金しか支払われず元本を下回る可能性があります。

そのため、基本的には解約をせず、解約をするにしてもなるべく遅いタイミングで解約をすると多くの解約返戻金を受け取ることができます。

個人年金を解約しなければいけないのは急にまとまったお金が必要になった場合などだと思いますので、多少の解約返戻金の少なさは大した問題ではないかもしれませんが、他にお金を用立てる手段があるのであればできるだけ他の方法でお金を準備するのが良いでしょう。

また保険料の支払が苦しく解約を検討している場合は解約をしなくても個人年金の契約を継続する方法もありますので、以下の記事を参考にしていただければと思います。


個人年金保険は契約前に慎重に検討をする

  • 途中解約リスクに備えて、契約時には慎重に検討する

このように個人年金の最大のリスクは途中解約のリスクです。途中解約をすると損をすることになりますので、個人年金に加入したら途中解約はせずに年金受取までするのが一番です。

逆に言うと、途中でお金が必要になる、保険料の支払が苦しくなる可能性があるならば個人年金に加入するのはやめておき、流動性の高い債券型の投資信託や定期預金、外貨預金などで運用をするのが良いといえます。

個人年金は途中で解約すると損をするので契約をする際には慎重に検討をする必要があると覚えておきましょう。


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