個人年金の受取年金額の目安や平均額

公開日:2015年1月2日

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個人年金保険を検討する際には「どれくらいの年金が受け取れる年金保険に加入するか」で悩む人は多いと思います。

年金額は「どのような目的で使用していくら必要か」で考えるべきですので、必要な老後のお金のうち公的年金額を差し引いて個人年金で準備する金額を考えるのが一般的です。

ただ、そうは言っても他の人がどれくらいの年金額の年金保険に加入しているかは気になるものですので、個人年金保険の年金額を考える上の参考として受取年金額の目安や平均額を見ていきたいと思います。


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個人年金の受取年金額の目安や平均額

生命保険文化センターが調査した個人年金保険に加入している人の世帯受取年金額は以下のようになっています。

■受取年金額の分布

年金額 比率
36万円未満 16.7%
36万円以上48万円未満 6.7%
48万円以上60万円未満 9.8%
60万円以上72万円未満 12.1%
72万円以上84万円未満 7.1%
84万円以上96万円未満 3.6%
96万円以上108万円未満 5.8%
108万円以上 23.3%

出典:生命保険文化センター

  • 受取年金額で最も多いのは「108万円以上」で23.3%
  • 次に多いのは「36万円未満」で16.7%
  • 受取年金額の平均は117.2万円
  • 受取年金額は多い世帯と少ない世帯で2極化している

各金額のうち最も多いのは108万円以上で23.3%となっています。108万円以上というと、最低でも月に10万円近い金額を受け取ることができるので、公的年金を加味すると十分な生活費を得ることができる金額です。

一方、次に多いのは最も受取金額の少ない36万円未満で16.7%となっており、個人年金保険に加入している人の中でも大きな差があることがわかると思います。

同じ生命保険文化センターが調査したどれくらいの保険料を支払っているかという調査結果では、月額3万円未満の保険料の人が全体の76%を占めており、払込期間の違いや年金受取期間の違いで受取年金額に大きな差が出ていることが推測されます。

受取年金額の平均は117.2万円となっており、108万円以上の人の中にはさらに高額な受取金額の世帯があり、それが全体の平均を押し上げている結果となっています。

職業や収入、年金の加入期間にもよりますが、公的年金だけでは老後の生活費は不足すると言われており、人によっては月に10万円以上も生活費が不足します。またゆとりのある老後の生活を目指すのであればさらにお金が必要になるので、公的年金以外にも多くのお金が必要になります。

平均額117万円という金額を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、平均以上の年金額があれば公的年金と合わせて老後に必要なお金は準備することができそうですね。

調査結果は「個人年金による」受取年金額ですので、個人年金保険による受取年金額が少ないからといって老後のお金が不足するというわけではありませんが、確定拠出年金など他の方法でも老後のお金を準備していないと、老後の生活費はかなり不安なものになりますので、何かしらの準備が必要な人といえるでしょう。


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