老後のお金を外国債券で運用して準備する

公開日:2015年1月28日

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老後のお金の準備のための資産運用では、安全性の高い債券で運用をしている人も多いと思いますが、債券の中で利回りの高い商品に投資をしたいと思った時に外国債券という選択肢があります。

円建ての日本国債などと比べるとリスクは高まりますが、利回りは高くなるので、特徴や注意点を理解してうまく活用していきたいですね。


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外国債券の特徴

  • 外国債券とは発行者、発行市場、通貨のいずれかが外国の債券

外債(外国債券)と呼ばれる債券は発行者、発行市場、通貨のいずれかが外国の債券です。

外国債券というと、外貨建て債券のイメージが強いですが、外貨建てでなくても外国企業が日本市場で債券を発行した場合や日本企業が海外市場で発行した社債も外国債券になります。

■外国債券の特徴

  • 利回りが高い
  • インフレリスクに強い

外国債券は債券ですので、基本的な商品の仕組みは国債などと同じで、一定期間保有して満期を迎えることで利子を得ることができます。

利回りは国債などと比べると高くなっており、特に外貨建ての債券は発行する通貨の国の金利はどこも日本より高いので高い利回りが期待できます。

ブラジルやトルコ、南アフリカなどの金利の高い新興国の通貨の債券は、期間によっては10%近い利回りを得ることもできるので人気の商品です。

高い利回りで運用できるので、日本で多少のインフレがあったとしても対応できるので、日本におけるインフレリスクに強いとも言えます


外国債券投資の注意点

  • 為替リスクがある
  • 円ベースで元本割れする可能性がある
  • 発行体の信用リスクがある

外貨建ての債券に投資をする際に気をつけたいのは為替リスクがある点です。

外貨で運用をして最終的に円に換算するので、取引開始時点よりも満期時に円安になっていると利益が出て、円高になっていると損失が発生します。特に新興国の通貨は数年で数十%動くこともあり、大きな為替リスクがあるといえます。

為替リスクによって損失が発生すると、円ベースで元本が割れる可能性があります。

外貨預金やFXに関する記事の際にも紹介しましたが、外貨建ての商品に投資をする際には為替リスクがあることを理解する必要があります。

為替リスクがあると債券であっても元本が割れる可能性が高くなりますので、生活資金など絶対になくしてはいけないお金の運用は慎重に行わなければなりません。

また債券は発行体が破たんをすると紙切れになってしまう発行体の信用リスクがあります。発行体が信頼できるところなのかは慎重に見極めたいですね。


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