401kの「配分指定」と「スイッチング」の方法と注意点

公開日:2015年1月21日

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確定拠出年金の資産運用の方法として、毎月の掛金によって購入する商品を指定する「配分指定」とすでに保有している資産の商品を入れ替える「預け替え(スイッチング)」の2種類があることを紹介しました。

ここでは具体的にどのように配分指定やスイッチングを行っていくのか、運用指図の方法を見ていきたいと思います。


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配分指定とスイッチングによる運用指図の方法

  • 配分指定:毎月の掛金で購入する商品の配分を指定すること
  • スイッチング:購入済みの資産を別の資産に買い替えること

上述した通り、毎月の掛金でどの商品をどれくらい購入するかの配分を指定することを「配分指定」と言います。

配分指定は確定拠出年金への加入時や移管時に指定をすることになっていて、随時変更をすることもできます。運営管理機関によってコールセンターで受け付けたり、加入者用のWEBサイトで変更をすることができるところもあります。

スイッチングはすでに保有している資産を一度売却して別の資産に買い替えることを言います。

スイッチングについても運営管理機関のコールセンターに連絡をしたり、インターネット経由で申し込みをすることができます。資産によってはスイッチングに日数を要する場合もあるので、スイッチングのタイミングが気になる人はコールセンターに確認が必要です。

いずれも手続きとしてはそんなに難しいことではありませんね。


配分指定とスイッチングの注意点

  • 配分指定を変更すると今後の掛金で購入する商品も変わる
  • スイッチングにはコストがかかる

確定拠出年金の運用資産の配分を変えられる配分指定やスイッチングは便利で「資産運用をしている感」を味わせてくれますが、利用するにあたっては注意が必要です。

まず配分指定を変更すると今後の掛金で購入される商品の配分も変更されることになりますので、運用期間によっては管理資産の配分を大きく変える可能性があります。

資産運用の結果は資産配分(アセットアロケーション)で決まるとも言われるほど、どの資産をどれくらい購入・保有するかは資産運用をする上では大事なことです。

資産配分を変更することによって、期待される収益も取ることになるリスクも大きく変わってくることになりますので、配分変更をする場合はその点を理解して慎重に検討する必要があります。

またスイッチングにはコストがかかる場合があります。

投資信託には信託財産留保額という一定のコストを売却時に差し引かれますし売買の手数料もかかります。これらの商品をスイッチングする場合にはコストがかかって、結局得したのか損をしたのかわからないということにもなりかねません。

資産配分を厳密に決めてリバランスのためにこまめにスイッチングをしていると、コストや手間の方が大きくなってしまう場合もあります。

そのためスイッチングについてもコストや手間とスイッチングによる効果を鑑みて慎重に行う必要があります。

  • 配分指定とスイッチングは、資産運用の結果に関わる重要なことなので慎重に行う


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