確定拠出年金(401k)のメリットとなる7つのポイント

公開日:2015年1月19日

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老後のお金を準備する上で有利と言われている確定拠出年金は、自分で運用商品を選んで運用益を得ることが出来たり、税制優遇があるなど多くのメリットがあります。

制度の概要については別記事で紹介していますので、ここでは確定拠出年金のメリットをまとめて見ていきたいと思います。


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確定拠出年金(401k)のメリット

  • 自分で運用する商品を選ぶことができる
  • 掛け金が全額所得控除される
  • 運用益が全額非課税
  • 受取時に公的年金等控除か退職所得控除を受けることができる
  • 受取時に年金形式か一時金か選べる
  • 転職時に持ち運びができる
  • 個人ごとに資産が管理されていて倒産リスクがない

確定拠出年金の最も大きな特徴は自分で運用する商品を選ぶことができる点です。

自分で運用する商品を選ぶことでリスクを取りたくない人は定期預金、収益を追求したい人は外株系の投資信託で運用をするなどその人のリスク許容度にあった資産運用をすることができます。

また何といっても確定拠出年金の最大のメリットは税制優遇が受けられることです。確定拠出年金は「掛金の拠出時」「運用時」「給付時」の全てで税制優遇を受けることができ、老後のお金の準備方法としては最強の税制優遇を受けられます。

拠出時は掛け金が全額所得控除となり、掛け金分には所得税がかからなくなります。所得税が課税されてから投資をするよりもかなり効率的にお金を増やすことができます。

また運用で増えた分のお金は非課税で、運用益に税金がかからないことでさらに効率的にお金を増やすことができます。

さらに受取時にも年金形式で受け取る場合は公的年金等控除、一時金で受け取る場合は退職所得控除をそれぞれ受けることができます。特に退職所得控除は控除金額が大きく、課税所得を大幅に圧縮することができます。

拠出時、運用時、受取時の課税を確定拠出年金と通常の株式投資で比較をすると以下のようになり、いかに確定拠出年金が税制的に有利かがわかります。

■確定拠出年金と通常の株式投資の税制面での比較

課税タイミング 確定拠出年金 株式投資
拠出時 掛金が全額所得控除 所得税課税後に取引をする
運用時 非課税 運用益の20%が課税
受取時 公共料金等控除or退職所得控除 なし

税制メリット以外にも確定拠出年金は個人ごとに年金資産が管理されているので、転職した際にも持ち運ぶことができ、さらに運用中に勤務先の企業が倒産したとしても年金原資が目減りすることはありません。

資産が個人ごとに管理されているので、これまでの企業年金のように企業に紐づいているわけではなく個人レベルで管理することができ、自己責任、自己管理の年金制度となっています。

自分で運用をしっかりできれば税制メリットも大きいですので自由度が高く、効率的にお金を増やすことができるのが確定拠出年金の魅力といえますね。


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